中森りほ
旅が大好きな東京在住のフリーライター&編集者。生き方・働き方系を考えるインタビュー、グルメ、旅、温泉、カルチャー系が好きです。
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この記事を読んで得られる知識としては、現代のマネジャーに求められる態度やアプローチへの理解が深まります。特に、メンバーへの「信頼している」という一方通行のメッセージでは、効果的なマネジメントにはならないという指摘があり、これが余計なお世話と取られる可能性があることが解説されています。
代わりに、責任をどう取るのかを考え、成功時にはメンバーのおかげ、失敗時には自分が責任を負うという姿勢が重要です。このような態度が、自然にメンバーの仕事の進捗やプロセスに関心を持つ動機付けになり、結果として情報共有が促進されるという意見が述べられています。
また、情報共有の方法として、オープンなコミュニケーションの場を設けることが推奨されています。情報は選べる状態にすることが大切で、各メンバーが自身で必要とする情報を取りに行ける状況を作ることが求められます。
さらに、コミュニケーションにはオンラインとオフラインのバランスが重要であるとされ、特に初めはオフラインでの距離感を掴むことが大切としています。そして、その後のオンラインでのやり取りが活性化するという流れも提供されます。
最後に、コミュニケーションでは、一人ひとりの自由を尊重し、押し付けにならないよう、自分の意見を表明しつつ、相手のペースに合わせたやり取りを重視する考えが述べられています。
これからのマネジャーについて、話そう。
メンバーは思うように動いてくれないし、仕事をどの程度任せればいいのかわからない。マネジャーがどのように振る舞えばいいのか、正解はどこにあるんだろう。三越伊勢丹に勤める神谷友貴さんも、初めてのマネジャー業に悩んでいるお一人。
今回は、マネジャーに関する本を出版予定のサイボウズ副社長・山田理と神谷さん、そしてONE JAPAN発起人・代表の濱松誠さんを迎えて、マネジメントのヒントを探ってみました。
神谷友貴(かみたに・ゆき)。株式会社三越伊勢丹に新卒入社。2年間婦人服の販売に従事したのち、婦人服のアシスタントバイヤーを3年経験し、百貨店事業本部MD戦略部MD政策ディビジョンに異動。現在はデジタル事業部新規事業ディビジョンカリテにてマネジャーの職務についている。濱松さんが代表を務めるONE JAPANにて富士通担当者と出会ったのをきっかけに、ドレスレンタルサービス「CARITE(カリテ)」のトライアル検証を2018年8月に銀座三越でスタート。
山田理(やまだ・おさむ)。サイボウズ 取締役副社長 兼 サイボウズUSA(Kintone Corporation)社長。1992年日本興業銀行入行。2000年にサイボウズへ転職し、責任者として財務、人事および法務部門を担当し、同社の人事制度・教育研修制度の構築を手がける。2014年からグローバルへの事業拡大を企図し、米国現地法人立ち上げのためサンフランシスコに赴任し、現在に至る。
濱松誠(はままつ・まこと)。1982年京都府生まれ。大学卒業後、2006年パナソニックに入社。海外営業、インド事業企画を経て、本社人材戦略部に異動。グループ採用戦略や人材開発を担当。2012年、若手主体の有志団体「One Panasonic」を立ち上げ、組織の活性化やタテ・ヨコ・ナナメ・社外の交流に取り組む。2016年には同社初となるベンチャー企業(パス株式会社)への派遣人材に抜擢。同社家電部門にて、IoT家電事業の事業開発に従事。現在、ONE JAPAN共同発起人・共同代表。
文:中森りほ 編集:松尾奈々絵(ノオト) 撮影:小野奈那子 企画:明石悠佳
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コンテンツメーカー・有限会社ノオトのライター、編集者。担当ジャンルは働き方や街紹介メディアなど。
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