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「まどから おくりもの」──techな人にお勧めする「意外」な一冊(16)

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • 技術系の読者
  • クリスマスに関心のある親
  • 絵本に興味がある人
  • 五味太郎の作品ファン
  • サイボウズ関連の情報に興味がある人
Point この記事を読んで得られる知識

この記事では、クリスマスをテーマにした絵本『まどから おくりもの』を技術者や親におすすめの一冊として紹介しています。この絵本は、五味太郎が手がけた作品で、窓からプレゼントを配る現代のサンタクロースが主人公です。このサンタは部屋を少しだけ覗いて適当にプレゼントを配るというユニークな設定が特徴です。伝統的なサンタのイメージとは異なり、サンタクロースが必ずしも願いを叶えるわけではないという斬新な視点を提供しています。また、親子で読み聞かせながら会話を楽しみ、子供との特別な時間を過ごせる点も魅力的です。さらに、記事の著者である青野慶久のプロフィールも紹介されており、彼のクリスマスに関する思い出や親としての経験も垣間見ることができます。

Text AI要約の元文章

tech

「まどから おくりもの」──techな人にお勧めする「意外」な一冊(16)

tech@サイボウズ式のアドベントカレンダー企画、techな人にお勧めする「意外」な一冊の16日目。青野慶久さんのお勧めは「まどから おくりもの」(五味 太郎、偕成社)です。青野さんとの最初の接点は、サイボウズがまだ松山にあった頃、アスキー(当時)に説明に来られたときでした。私がLinuxの雑誌をやっていたときにも編集部に説明きてくれたことがあり、ざっくばらんな話をした記憶があります。そんな私が、まさか中の人になろうとは。(編集部・風穴)

文:青野 慶久

クリスマスですね!

子供のころのクリスマスの思い出と言えば、やっぱりプレゼント。

サンタがちゃんとプレゼントを持ってきてくれるか不安で、夜遅くまで必死に起き続けたあの日。眠り込んでしまったものの、朝起きたときにリクエストしたものが枕元に存在する安心と興奮。サンタに正確な仕事をさせてくれた両親への感謝。

みなさんはどんな思い出がありますか?

私は小学1年生の時にもらった阪神タイガースの手袋(600円くらいだったと想像)が一番うれしかったなあ。

そんな私も親となり、子供とサンタをつなぐ立場になりました。子供からは「どうすればサンタに欲しいものをもらえるか」の相談を受けており、サンタが喜ぶ規則正しい日常生活の行動について指導する毎日です。

ということで、今日はクリスマスの絵本を紹介します。

まどから おくりもの
五味太郎・しかけ絵本 3
著者:五味 太郎
出版社:偕成社
ISBN:978-4-03-338030-8
定価:1050円(税込)
発売日:1983年11月
判型:23cm × 24cm
ページ数:36ページ

五味太郎さんの「まどから おくりもの」です。ストーリーはこんな感じ。

なんとヘリコプターでやってきた現代のサンタクロース。窓から部屋をのぞいてプレゼントを配っていますが、適当過ぎるこのサンタは部屋をちら見しただけで配り始めます……。サンタクロース=「正しくプレゼントを配る人」という既成概念を打ち破る革新的な一冊です。サンタよ、ちゃんと働いてくれ!

何度も読み聞かせているうちに、子供は内容を暗記してしまいますが、「じゃあ、何をプレゼントしたらいいかな?」「○○(子供の名前)は何が欲しい?」なんて会話をしながら、年末のビッグイベントに向けて子供の気持ちを盛り上げていけるといいですね。

このお話、適当に配り終わった後の結末がまた素敵。人生、欲しいものが必ず手に入るとは限りません。そのときはどうすれば幸せになれるのか? 子供たちの運命やいかに。深い!

毎晩の読み聞かせは私の仕事です。読み聞かせている時間は、子供と私だけの特別な時間で、最もリラックスできる幸せな時間になっています。

素晴らしい本とともに、メリー・クリスマス!(了)

青野 慶久さんのプロフィール:
1971年、愛媛県生まれ。大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工株式会社入社、BA・セキュリティシステム事業部営業企画部に在籍。1997年サイボウズ株式会社を愛媛県松山市に設立、取締役副社長に就任。マーケティング担当としてWebグループウエア市場を切り開く。その後、「サイボウズ デヂエ(旧DBメーカー)」「サイボウズ ガルーン」など、新商品のプロダクトマネージャーとしてビジネスを立ち上げ、事業企画室担当、海外事業担当を務める。2005年4月に代表取締役社長に就任。 著書に「ちょいデキ!」。


変更履歴:
2013年12月24日:「(五味 太郎、偕成社)。です。」の、句点のtypoを修正しました。


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