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Target この記事の主なターゲット
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- テクノロジーや家電に興味がある人
- ロボット技術に関心を持つ家庭の主婦
- 家事効率化を求めるビジネス関係者
- CESや最新ガジェットに興味のある人
- 全自動エスプレッソマシンや掃除ロボに興味がある消費者
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Point この記事を読んで得られる知識
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この特別編は、米国ラスベガスで開催されたCES 2014における家事効率化のテクノロジーについて述べています。この記事を通じて、日本メーカーであるPanasonicが展示した全自動エスプレッソマシンが紹介されています。このマシンは液晶パネルを用いて様々な設定が可能で、すべて自動でコーヒーを作成できる高機能を持っていますが、価格は高価で約2000ドルとなっています。
また、台湾のメーカーが出展した自動窓拭き機についても述べられており、マグネットやバキュームを用いてガラスを清掃する仕組みが紹介されています。この機器はB2Bビジネスとして展開されているため、価格設定は未定ですが、家庭向けとして2~3万円の価格を期待する声があります。
さらに、アメリカの企業が展示した自動グリル掃除ロボについても触れられており、これはタイヤ部分にワイヤーブラシを取り付けてグリルを自動で清掃するロボットです。この商品は比較的手頃な価格で提供されることが期待されています。
全体を通じて、CES 2014では家事効率化に役立つさまざまなロボティクス技術が紹介され、消費者やビジネスにどのように利用できるか取り上げられています。
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Text AI要約の元文章
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tech
ロボティクスで家事効率化──コデラ総研 家庭部:CES2014特別編
テクニカルライター/コラムニストの小寺信良さんによる「techな人が家事、子育てをすると」というテーマの連載(隔週木曜日)の「CES 2014特別編」です。コデラ総研として、ラスベガスで気になったものとは──。
本連載では、読者の皆さんからの、ご意見、ご質問、とりあげてほしいトピックなどを、広く募集しています。編集部、または担当編集の風穴まで、お気軽にお寄せください。(編集部)
文・写真:小寺 信良
毎年恒例のCES取材で、米国ラスベガスに来ている。CESとはConsumer Electronics Showの略で、全米、というかアメリカ大陸では最大級の家電トレードショーだ。
家電とはいっても冷蔵庫や電子レンジなどのコモディティ製品はほとんどなく、AVやモバイル、IT機器など、進歩の早い分野が多い。ただそうはいっても探せばコデラ総研らしいモノは見つかるもので、今回はCES会場から特別編をお送りしたい。
国産全自動エスプレッソマシン
まずは日本メーカーから。Panasonicブースでは全自動エスプレッソメーカーを展示していた。日本では総合家電メーカーとして蛍光灯から乾電池までなんでも作るメーカーなのだが、アメリカにおいてはテレビなどのAV機器メーカーとしてしか見られていない。だが2年ほど前から米国でもヘルス&ビューティに注力すると宣言し、積極的に展開を行ってきている。
実際に会場ではカプチーノなどを作って、来場者にふるまっていた。
全自動エスプレッソマシン
マシン上部からは豆と水を、横のタンクにミルクを入れておく。あとは好きなタイプの飲み方、例えばカプチーノならコーヒーの濃度やミルクの泡の量、カップのサイズといった好みを液晶パネルを使って指定し、スタートボタンを押すだけであとはすべて自動である。
横のタンクがミルク入れ
操作はすべて液晶パネルで。
要するにファミレスのドリンクバーにあるコーヒーメーカーの家庭版である。確かに楽ちんだし味も素晴らしいのだが、お値段驚きの2000ドル。むー、エスプレッソマシンに20万円かー。お金持ち用のマシンですな。
窓ふきを自動化
市内中心部にあるVenetianホテルには、本会場に入りきれなかったいわゆる「あぶれ組」が大量に小さなブースを出展している。そこで見つけたのが、台湾のメーカーの全自動窓ふき機。
ガラスを挟んでマグネットでくっつき、両面をいっぺんに掃除するタイプと、バキュームで貼り付いて片面だけ掃除するタイプの2つがある。オートで勝手に掃除させることもできるし、リモコンでマニュアル操作も可能。
マグネットでくっつくタイプ
バキュームで吸い付くタイプ
リモコンでコントロールも可能
価格は決まっておらず、B2Bでビジネスするという。日本では落下防止のワイヤーを付けろとかうるさいことを言われそうだが、戸建てならまわりに迷惑をかけずに使えそうである。個人的には2~3万円程度なら買ってもいいかなと思った。
アメリカーンなグリル掃除ロボ
Roboticsコーナーで見つけたのが、自動でグリルを掃除するロボット。タイヤ部分がワイヤーブラシになっており、これでバーベキューグリルの網部分をガリガリと掃除してくれるというもの。4色のカラーバリエーションがあって、1台120ドル。
Roboticsというより車のおもちゃを改造したらできちゃいそうだが、単にタイヤをブラシに替えただけでは前に走って行っちゃうだけだ。ブラシが3方向に角度を付けてあるので、掃除しながら適当にあちこち走り回るというのがポイントらしい。
自動でグリルをゴリゴリ掃除して回るロボット
たしかにこういう編み目の掃除は大変だ。あっという間にスポンジが真っ黒になってしまうし、手も汚れる。こういう誰でも考えつきそうなモノをすぐに作ってベンチャーで起業してしまう魂というのは、アメリカならではである。(了)
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