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Target この記事の主なターゲット
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- ビジネスプロフェッショナル
- 自己啓発に興味がある人
- サイボウズ社員や関係者
- 日本企業の国際展開に興味がある人
- 人生の価値について考えている人
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Point この記事を読んで得られる知識
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この記事は、サイボウズの副社長であり、US事業本部長としてアメリカ市場の開拓に携わる山田理が、自身の経験を通じて「生きること」について考察した内容である。彼は、元同僚が若くしてがんで亡くなったことをきっかけに、また10年前に父親を亡くした経験を踏まえ、死を意識することが生きることを意識することにつながると述べている。
人は死を意識することで、自分がどのように生きたいかを深く考えるようになり、生きているうちにどれだけの「生きた証」を残せるかが重要だと考えるようになる。彼は「価値ある人生」とは、長さだけでなく、社会に対して良い影響を与えるかどうかにかかっていると説いている。この影響は必ずしも大規模である必要はなく、1人の人に与える小さな影響でも十分意味があると考えられている。山田はまた、少しでも多く生きた証を残すことで、人の生はさらに輝くとも述べている。
まとめとして、身近な人の死を通じて命の儚さを痛感し、残された生きる時間をより価値あるものにするため、積極的に行動すべきであるというメッセージが込められている。
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Text AI要約の元文章
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「死」を意識してこそ「生」は輝く
サイボウズ 副社長で、現在はUS事業本部長としてアメリカ市場開拓に従事する山田理が、その時感じた思いをつづるサイボウズ式「まるボウズ日記」。今回は「生きること」について。
サイボウズの元同僚が若くしてがんで亡くなった。
小学生の子供を2人残して。10年前の父親の死を体験したときもそうだったが、
身近な人の死を目の当たりにすると死を強く意識する。死ぬことを強く意識すれば、それと同時に、
生きることも強く意識することになる。死ぬまでは生きているので。
この誰も避けては通れない死を意識し受け入れることで、
死ぬまでどうやって生きようかと考える。逆に、死をあまり意識していなければ、
生きていることもあまり意識していないのだろう。どこからいつやって来るかわからない死に対して、
何となく時間だけが過ぎていく。人によって生の長さは違う。
そして、長い人生に価値があるわけではない。人生を価値あるものにするのは、
世の中に対してより良いものをどれだけ残せたか。それは、すごいことでなくてもいい。多くの人に影響を与えるものでなくてもいい。
1人の人に与える小さな影響でもいい。認められる「いいこと」を残せるか。いかに多くの「生きた証」を残せるか。
死を強く意識すると、限られた生を意識する。
限られた生の中で、少しでも多くの生きた証を残そうとすることで、生がより輝く。長く生きれば、より多くの生きた証を残すことができる。
残された人ができることは、惜しまれながらも早くに亡くなる方の分まで、
多くの「生きた証」を残し、生を輝かすことなのだろうと思う。有尾美香子さんのご冥福をお祈りします。
・ぐるーん最初のサポーター 有尾美香子の最期の言葉
・生きた証(まるボウズ日記)
photo credit: IMGP1444.jpg via photopin (license)
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