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Target この記事の主なターゲット
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- ビジネスパーソン
- 企業経営者
- オフィスデザイン関係者
- 働き方改革に興味がある人
- テレワークに関心がある人
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Point この記事を読んで得られる知識
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この記事で得られる知識は、サイボウズの副社長である山田理氏が、オフィス環境についての新しい考え方を示している点である。彼は、従来の企業が統一的なオフィス環境を追求する中で、多様な働き方やチームワークのスタイルがあることを強調している。彼は、組織の効率を求めるあまり、全員を集めたくなる傾向を疑問視し、個々の理想や希望に応じた働きたい環境の実現を提案する。
サイボウズが移転した日本橋オフィスでは、「Big Hub for Teamwork」というコンセプトを持ち、社員だけでなくパートナーを含めた多様なチームが協働できる空間を目指している。これは従来のオフィスの枠を超えた、いわばソーシャルチームワークの実現を目指すものであることも記述されている。記事を通じて、山田氏のプロジェクトが「100人100通りの働きたいオフィス」に挑戦する例として紹介されており、新しい働き方の考案への取組みが紹介されている。
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Text AI要約の元文章
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「100人、100通りの働きたいオフィス」に挑戦したい理由
サイボウズ 副社長で、現在はUS事業本部長としてアメリカ市場開拓に従事する山田理が、その時感じた思いをつづるサイボウズ式「まるボウズ日記」。今回はサイボウズが日本橋オフィスに移転したことをきっかけに考えた、「100通りの働きたいオフィスの実現」について。
「集めよう、統一しよう」で作られた働く場所は幸せなのか?
世の中には多様なチームワークのスタイルがある。にもかかわらず、世の中の成長企業は「統一しよう」「集めよう」とする。
GoogleもFacebookもAppleも楽天も。みんな大きなキャンパスやビルにできるだけ多くの人を集めて、その中の空間を快適なものにしようとする。無料の社食があって、娯楽施設があって、BARがあって……。効率的な経営のためである。
だが、メンバーはみんな、本当にそれを望んでいるのだろうか?
それって、行きたくないところに行くためのエサじゃないのか? 家に帰りたいのに「帰らないこと」へのごほうびじゃないのか? だからと言って、みんながみんなホームオフィスで一人になりたいのか?
チームの理想を理解・確認できる場所があり、チームを肌で感じながら、働きたければ好きなところで働ける。そんなオフィスや働く場所を実現できないのだろうか?
「100人100通りの働きたいオフィス」に挑戦したい
サイボウズはこのほど、日本橋にオフィスを移転した。新しいオフィスのコンセプトは「Big Hub for Teamwork」、チームでワークするための中心地という位置付けだ。
サイボウズの「チームワークあふれる"社会"を創る」と同時に「チームワークあふれる”会社”を創る」、このビジョンに想いを込めてのコンセプトである。
チームの対象は「社員」に限らない。パートナーの方々も含めたチームワークを実現するためのものである。これからのオフィスは「会社」の枠さえも超えると思っているし、これぞ「ソーシャルチームワーク」である。
「100人100通りの人事制度」だけでなく、次は「100人100通りの働きたいオフィス」にチャレンジしたい。新しいオフィスがその試金石になればと思う。
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