この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • 中高生や若者でITやプログラミングに興味がある人
  • 技術の進化に関心がある一般読者
  • 家電製品の仕組みを知りたい人
Point この記事を読んで得られる知識

この記事を読むことで、家庭の電化製品がプログラムを基に動作していることがわかる。特に、炊飯器について取り上げ、昔は人間が火加減を調整しながらご飯を炊いていたのに対し、電気炊飯器の登場でその作業が自動化されたことが説明されています。さらに、マイコンという小さなコンピュータが炊飯器に搭載されることで、おいしいご飯を炊くためのコツがプログラムされ、それが人間以上の安定した品質のご飯を提供できるようになったことが説明されています。このように、プログラミングにより、家電製品がより精密で効率的に機能し、しかも人間のスキルや気分に左右されない安定性をもたらすという知識を得られます。

Text AI要約の元文章

【第2回】プログラムで動くもの──ごはんを炊く炊飯器もプログラミングで?

身の回りにある電化製品はプログラムで動くものばかり。家の中だけでも、テレビ、エアコン、電話、洗濯機、電子レンジなどたくさんある。 スイッチ一つで自動的においしいご飯が炊ける炊飯器もその一つだ。プログラミングで何が変わっただろう。 IT企業のサイボウズのプログラマーの"プロさん" がわかりやすく教えてくれるよ。

※この連載は、毎日新聞社発行の月刊誌「NEWSがわかる」で連載している記事の転載です。

人間の代わりをする

昔は人間が、かまどにつきっきりで火加減の調節をしていたんだ。電気炊飯器が登場したことで、自動的にご飯が炊けるから、人間がずっと見ている必要はなくなった。でも、最初から最後まで同じ強さで加熱し、ご飯が炊けたらスイッチを切るだけなので、おいしく炊くコツを再現できなかった。 マイコン(※)が搭載されると、マイコンの中のこびとが、人間の代わりにおいしく炊くコツを再現してくれて、よりおいしいご飯を炊けるようになったんだ。

※マイコン……小さなコンピューター。電化製品の「頭脳」チップでプログラムが入っている。

人間を超えた働きができる

かまどでの作業は、人によって火の強さの加減もタイミングも違う。日によって気分も変わるから、炊きあがりにばらつきが出る。 でも、プログラムで動く炊飯器は、火加減を人間以上に正確にコントロールできる。扱う人や気分が変わっても、毎日同じおいしいご飯が炊けるのだ。 人間はやり方やコツを学習しないとできないけれど、プログラムされたマイコンは初めからたくさんのことを知っていて、人間以上のスキルを持っているんだ。

(転載元:ニュースがわかる・発行:毎日新聞社/イラスト・斉藤恵/©サイボウズ/毎日新聞社 2017)
2017年1月25日【第1回】 プログラミングってなんだろう?
2016年6月28日サイボウズの青野社長が考える「子どものIT教育」──必要なのは言語の習得ではなく「問題を考える力」

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