多田 慎介
1983年、石川県金沢市生まれ。求人広告代理店、編集プロダクションを経て2015年よりフリーランス。個人の働き方やキャリア形成、教育、企業の採用コンテンツなど、いろいろなテーマで執筆中。
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この記事を読むことで、管理職としての時間の使い方や部下への仕事の任せ方についての考え方を学ぶことができます。サイボウズの社長である青野慶久氏は、メディア出演やTwitterでの発信に時間を使いながらも、経営に必要な意思決定に7割の時間を費やしていると述べています。彼が強調するのは、「余計な人を通さない」と「なんでも公開する」ことが、仕事の効率化とメンバーへの仕事の任せやすさに繋がるという点です。秘書を持たずに、自らスケジュールを公開し、直接メンバーと仕事を調整することで無駄を省いています。また、仕事を他者に任せることに対する心理的な抵抗を減らすためには、自分が目指す理想や目標を再確認することが重要であると説明しています。それは、すべてを自分で把握することよりも、理想に向かってチームワークを重視することが大切であるという考えに基づいています。そして、経営者やマネジャーとしての役割は、意思決定や価値観の維持に専念し、その他の多くの仕事を積極的に任せることが重要だと提言しています。
サイボウズのつくりかた
時短だ、働き方改革だというけれど、目の前の仕事はいそがしくなる一方。「もっと部下や後輩に業務を任せたほうがいい」なんて言われても、現実にはなかなか難しい。そんな悩みを抱えるマネジャー・リーダーは少なくないと思います。
うまく人に仕事を任せていくためには、どんな心構えや工夫が必要なのでしょうか。
さまざまなメディアに顔を出し、選択的夫婦別姓の容認を求める裁判に挑み、Twitter(@aono)でも積極的に発信するサイボウズの代表取締役社長・青野慶久。「なんだかいそがしそうだけど、経営者としての時間はどう確保しているのだろう?」
不思議に思ったサイボウズ社員が、直接聞いてみることにしました。
青野慶久(あおの・よしひさ)。1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立し、2005年4月に代表取締役社長に就任(現任)。ここ数年はメディア出演やTwitter(@aono)での露出が増えつつある。
サイボウズ 新卒3年目の吉原。仕事の合間にTwitter(@yosshimusic)を開くと、青野さんが何かしらツイートしていることが多く、その頻度に驚きと一抹の疑念を抱いている。
「無駄は良くないですよ」
そういえば僕も青野さんの予定は見られるのでした
サイボウズのグループウェア「Garoon」内の「青野慶久からの無茶ぶり」スペース
福岡の営業の案件を、福岡の営業担当に直接連絡している
共有すべき相手をあとから思いついたので、宛先指定を追加している様子
“無駄”について語り出すと止まらない
(社長に仕事をあきらめられると困るぞ……?)
青野が守ってほしい価値観について、サイボウズの業務改善クラウドサービス「kintone」上で発信している様子
ガルーンなら、共有したスケジュールに添付資料を貼るだけ!
— 青野慶久@サイボウズ (@aono) 2018年10月23日
『会議は印刷から始まってるんだ!』
会議前の最重要任務。
https://t.co/xT3fHr3kSZ #Cybozu #Garoon #ざんねんな情報共有ずかん
文:多田慎介/撮影:内田明人/企画編集:吉原寿樹
組織風土を変えるグループウェア Garoonの詳細はこちら
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1983年、石川県金沢市生まれ。求人広告代理店、編集プロダクションを経て2015年よりフリーランス。個人の働き方やキャリア形成、教育、企業の採用コンテンツなど、いろいろなテーマで執筆中。
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主に人物撮影を中心に活動をしており、会社案内、社内報、人材採用広告等の経験が豊富です。
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1995年、大阪生まれ。2017年にサイボウズへ新卒入社。働き方やツールに関するコンテンツ制作を通して、サイボウズが製品で提供できる価値をより広く伝えるプロモーションに取り組んでいます。趣味は音楽・ゲーム・読書。
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