株式会社日立製作所
2025.09.22 TECHNOLOGY 日立、品質保証業務へのAI エージェント適用で、顧客への対応力・対応品質を強化
この記事のAI要約
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Target この記事の主なターゲット
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- 技術者
- 情報システムに興味のある社会人
- 品質管理に関心のある人
- AI技術を活用したい企業経営者
- インフラ業界の関係者
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Point この記事を読んで得られる知識
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日立製作所は、大みか事業所において、情報制御システムの品質保証業務にAIエージェントを導入することで、顧客対応力と品質を強化している。このAIエージェントは過去の膨大な事例データベースから情報を検索可能にし、熟練者の暗黙知を形式知化することで、2024年から2025年にかけて実証実験を行い、その精度を高めている。実証実験の結果、問い合わせの情報検索時間を約9割削減し、作業時間を8割以上短縮することに成功した。このAIエージェントの導入により、担当者の経験に依存せずに、精度の高い回答を短時間で提供できるようになった。今後は、この技術を鉄道システム分野のみならず、電力や上下水道などの他のインフラ分野へも拡大適用する計画がある。
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Text AI要約の元文章
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日立製作所は、社会インフラを支える情報制御システムを提供している大みか事業所において、品質保証業務にAIエージェントを適用し、顧客への対応力・対応品質を強化した。
膨大な過去事例などが蓄積されたデータベースから情報検索可能な品質保証業務支援ツールにAIエージェントを適用して、熟練者の暗黙知の形式知化を推進し、2024年10月から2025年3月まで実証実験を行いながら、現場で活用できるレベルへと精度をあげてきた。
実証実験では、問い合わせに必要な情報検索時間を約9割削減し、作業時間を8割以上短縮できることを確認した。
これにより、担当者の経験値に関わらず、精度の高い回答を短時間で作成することが可能になる。
今後、本実証での成果を受け、2026年度を目標に、鉄道システム分野だけでなく、電力や上下水道など大みか事業所全体の品質保証業務へと適用を拡大していく予定である。全文はこちら