山里 將樹
千葉大卒。2013年からフリーランスでイラストレーターとして活動開始。テレビ番組のイラストを中心に、雑誌・webのカットイラストやエッセイ漫画の連載をしています。
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この記事は、サイボウズという企業が提供する"働きやすい会社"というテーマに関連して、零細ながらも重要な職場の文化について触れています。サイボウズでは、特に個人が抱える小さな悩みをチーム内で共有することが会社の独自のプラクティスとして位置づけられています。これにより、悩みを抱え込まずに相談しやすい職場環境を作ることができます。「つらかったら言ってね」と声をかけられても、多くの人は周囲の評価が気になり相談のハードルが高いと感じます。しかし、業務の一環として悩みをシェアする機会を設けることで、気軽に相談できる状態を構築しています。実際に、多くの悩みが解決され、新たな気づきやスキルアップにつながることがあるようです。こうした取り組みは、社員が一人で悩みを抱え込むことを防ぎ、結果的に負のスパイラルを避ける役割を果たします。さらに他人の悩みを知ることで、自分自身の課題に気付くこともあり、これがチーム全体の力になる可能性を挙げています。このように、悩み共有を通じて、業務の生産性向上や職場のエンゲージメント向上につながることが示されています。
働きやすい会社のヘンなところ
「新しい働き方」「自由な働き方」「働きやすい会社」──。ここ数年で、世の中でよく聞くようになった言葉たち。サイボウズも「働きやすい会社」として取り上げていただくことがあります。
そして、実際に中にいるとなかなか気づかないのですが、サイボウズには、転職してきた人やお付き合いのある企業の方々が思わずびっくりしてしまうような「ちょっとおかしい」会社の常識があるようです。
「働きやすい会社」には、世の中の常識からちょっと外れた、その会社ならではの少しおかしいアタリマエが存在するのかも……?
そんな常識を少しずつ紹介していく連載、「働きやすい会社のヘンなところ」。第11話は、サイボウズでの仕事の悩みに関するお話です。
サイボウズ式編集部では、定期的によかったことや悩みなどを共有する会議を開いています。
「つらかったら言ってね」と言われても、「邪魔になったらどうしよう」「無能だと思われたらどうしよう」など、実際に相談するハードルは高いものです。そこで、業務の一環として悩みを共有する機会をつくることで、気負うことなく相談ができるのです。
実際の悩み相談の書き込み。これまで編集部では80近くの悩みを解決してきました
日々の業務に追われていると「自分のスキルの問題だし……」と、悩みをひとりで抱え込んでしまいがちです。しかし、溜め込み続けた結果、焦りからミスが起きてまた悩む、と負のスパイラルにおちいることも……。
他の人の悩みを聞いていたら「それ、私も」と、自分でも気付いていなかった悩みを発見することがあります。自分の悩みがチームの力になるかも、と発想の転換ができれば、働きやすい会社への一歩になるのかもしれません。
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千葉大卒。2013年からフリーランスでイラストレーターとして活動開始。テレビ番組のイラストを中心に、雑誌・webのカットイラストやエッセイ漫画の連載をしています。
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2019年に新卒でサイボウズに入社。サイボウズ式初の新人編集部員。神奈川出身。大学では学生記者として活動。スポーツとチームワークに興味があります。複業でスポーツを中心に写真を撮っています。
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