森潤也
出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
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この記事からは、現代における働き方とそれに関連する価値観の多様化についての知識が得られる。また、未来の働き方についての考察を促すために書店員中嶋あかねさんが選んだ本の紹介を通して、AIと人間の共存や能力主義を超えた組織運営の重要性などが示されている。
中嶋さんは『タイタン』などを選書しながら、AIの進化が人間の仕事を奪うといわれる中で、ポジティブな未来観を提示する本があることを紹介し、組織における個人の価値やスキルが単純な能力評価にとどまらない重要性を説いている。
また、組織や職場の中での人間関係や個性を活かす働きの素晴らしさを体現した例として、勅使川原真衣さんの『職場で傷つく』が挙げられており、仕事の価値を多様に捉える視点の大切さが強調されている。さらに、情報消費のあり方や、本を読むことが新たな発見や内省をもたらすメディアとしての役割についても触れられている。
本とはたらく
働き方の価値観が多様化している時代に、本が教えてくれる働き方のヒント。
その可能性を掘り下げるべく、サイボウズ式の出版チームである「サイボウズ式ブックス」では、本のプロである書店員さんにお話を伺うことにしました。
今回お越しいただいたのは、TSUTAYAウイングタウン岡崎店の中嶋あかねさん。 魅力的な本を紹介するフリーペーパー「TSUTAYAウイングタウン通信」が評判で、本を手渡す試みを続ける書店員さんです。
中嶋さんには、シェア型書店「ほんまる神保町」で開催中の企画「書店員さん選書リレー by サイボウズ式ブックス」にご協力いただきました。
森潤也(もり・じゅんや)。出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。主な編集担当作に、凪良ゆう『わたしの美しい庭』、ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』、やなせたかし『わたしが正義について語るなら』など。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
「書店員さん選書リレー」 中嶋さんの選書(2025年1月~2月)
中嶋あかね(なかしま・あかね)。愛知県岡崎市にある「TSUTAYAウイングタウン岡崎店」書店員。主に文芸書を担当し、出版社からの依頼で書評や書籍の推薦コメント執筆も多数。
『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(勅使川原真衣/大和書房刊)
『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが、なきものとされてきた「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る意欲作。
1ON1、対話、パーパス、人的資本経営、ウェルビーイングなど、目新しい言葉に飛びつく前に、まずその「傷つき」に「気づく」ことから、始まる。
「能力主義」の限界に気づき始めたすべての人へ。
(大和書房ホームページより)
企画・編集:小野寺真央(サイボウズ) 執筆:森潤也 撮影:高橋団(サイボウズ)
働き方の価値観が多様化し、どのように働き、どのように生きるのかが問われている現代。そんな時代にあって、「本」というメディアは「働くこと」を自分で見つめ直すきっかけをくれるのではないでしょうか。「本を読むこと」を通じて、私たちと一緒に、仕事やチームワークに繋がる新たな発見を探しに行きませんか?
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出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
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2019年に新卒でサイボウズに入社。サイボウズ式初の新人編集部員。神奈川出身。大学では学生記者として活動。スポーツとチームワークに興味があります。複業でスポーツを中心に写真を撮っています。
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サイボウズ式ブックス副編集長。メーカー、出版社勤務を経て、2022年にサイボウズ入社。趣味は読書・演劇・VTuber・語学勉強・ラジオ・旅行。複業で小説の編集をし、ラジオパーソナリティを目指している。
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