森潤也
出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
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この記事からは、本が持つ力とその影響が、現代の多様化する働き方や生き方に対しどのようなヒントを与えるかについて学ぶことができます。紀伊國屋書店の池田店長が選んだ作品から、働くという行為を単なる労働から楽しいものへと変えるためには、自分なりの美学や価値観を持つことが重要であると示されています。また、本は一人ひとりに異なる受け取り方を提供し、自己反省や深い考察を促す媒体であることも強調されています。
さらに、タイパ(タイムパフォーマンス)重視の社会では得られない、深い考察の力を読むという行為が育んでくれる点も述べられています。読書によってプロセスを大切にし、失敗や試行錯誤を経て得る選択力や感受性の重要性が伝えられています。これらの要素は、単に速く正解に達するのではなく、じっくりと理解を深めながら読み解くことが自己の成長や職業人生の豊かさに繋がるというメッセージを伝えています。
本とはたらく
働き方の価値観が多様化している時代に、本が教えてくれる働き方のヒント。
その可能性を掘り下げるべく、サイボウズ式の出版チームである「サイボウズ式ブックス」では、本のプロである書店員さんにお話を伺うことにしました。
今回お越しいただいたのは、紀伊國屋書店ゆめタウン下松(くだまつ)店の池田匡隆さん。人文書に詳しく、本が持つ「知」を届け続ける書店員さんです。
池田さんには、シェア型書店「ほんまる神保町」で開催中の企画「書店員さん選書リレー by サイボウズ式ブックス」にご協力いただきました。
森潤也(もり・じゅんや)。出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。主な編集担当作に、凪良ゆう『わたしの美しい庭』、ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』、やなせたかし『わたしが正義について語るなら』など。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
「書店員さん選書リレー」 池田さんの選書(2025年3月~4月)
池田匡隆(いけだ・まさたか)。山口県下松(くだまつ)市にある「紀伊國屋書店ゆめタウン下松店」店長。管理業務を中心に、人文書、社会科学書、新書などに長く携わる。新書大賞選考委員・紀伊國屋じんぶん大賞選考委員も務める。
『自分のために料理を作る』(山口祐加・星野概念/晶文社刊)
著者のもとに寄せられた「自分のために料理が作れない」人々の声。「誰かのためにだったら料理をつくれるけど、自分のためとなると面倒で、適当になってしまう」。そんな「自分のために料理ができない」と感じている世帯も年齢もばらばらな6名の参加者を、著者が3ヵ月間「自炊コーチ」! その後、精神科医の星野概念さんと共に、気持ちの変化や発見などについてインタビューすることで、「何が起こっているのか」が明らかになる――。「自分で料理して食べる」ことの実践法と、その「効用」を伝える、自炊をしながら健やかに暮らしたい人を応援する一冊。(晶文社ホームページより)
企画・編集:小野寺真央(サイボウズ) 執筆:森潤也 撮影:高橋団(サイボウズ)
働き方の価値観が多様化し、どのように働き、どのように生きるのかが問われている現代。そんな時代にあって、「本」というメディアは「働くこと」を自分で見つめ直すきっかけをくれるのではないでしょうか。「本を読むこと」を通じて、私たちと一緒に、仕事やチームワークに繋がる新たな発見を探しに行きませんか?
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出版社勤務。宣伝プロモーションとデジタルマーケティングに携わりながら、編集者として書籍の編集も手掛ける。SNSで本についての発信を行っており、noteでは本づくりの裏側や、魅力的な書店の紹介記事を投稿している。
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2019年に新卒でサイボウズに入社。サイボウズ式初の新人編集部員。神奈川出身。大学では学生記者として活動。スポーツとチームワークに興味があります。複業でスポーツを中心に写真を撮っています。
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サイボウズ式ブックス副編集長。メーカー、出版社勤務を経て、2022年にサイボウズ入社。趣味は読書・演劇・VTuber・語学勉強・ラジオ・旅行。複業で小説の編集をし、ラジオパーソナリティを目指している。
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