キャノン株式会社

[Vol.12] 女優 杏さん

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • ファッションやモデル業界に興味がある人
  • 芸能業界で活躍する人物に関心がある人
  • ユネスコの世界遺産に興味を持つ視聴者
  • 働く母親としてバランスを取るキャリア女性
Point この記事を読んで得られる知識

この記事を読むことで得られる知識は、多彩なキャリアを持つ一人の人物が、どのように仕事と育児のバランスを取りながら成功しているかについて詳しく知ることができるという点です。彼女は15歳でモデルを始め、多くのファッションショーで活躍し、21歳で女優としての道を歩み始めました。彼女の仕事に対する真摯な姿勢は、モデルや女優という役割を単に華やかなものとして捉えるだけでなく、ロジカルで建設的なプロセスを強調し、チームの一員としての意識を大切にしていることを示しています。また、役作りにおける下準備の重要性を訴え、自分が演じる役への親しみを深める方法についても語っています。また、ナレーターとして世界遺産の魅力を伝える上での意識についても触れ、視聴者に親しみやすい表現を心掛けていることがわかります。さらに、第三子の出産後もキャリアを継続し、育児と仕事の両立を図りながら、今後の活動への期待を語っている点も注目です。

Text AI要約の元文章

みんなで一つのものを作り上げて発信することが、好きなんです

衣装協力:ヴィクトリア ヴィクトリア・ベッカム(イーストランド)

しなやかさがありながらも、堂々とした姿で真っすぐにカメラを見つめる。1カットごとに表情を変え、時に見せる笑みは無機質な空間を色鮮やかに変化させてしまうほどだ。

15歳でモデルを始めてから、多彩な表現者として歩んできた。単身海外に渡り、パリやニューヨークなどでコレクションに出演。21歳からは女優としても活動をスタートし、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』のヒロインをはじめ、幅広い役柄に挑戦し続けている。さらに、執筆やラジオのパーソナリティーなど、その才能はとどまることを知らない。

順風満帆にキャリアを積んできたようにも見えるが、もちろん迷いを感じたこともあったという。

「モデルも女優も、自分から足を踏み入れた世界ではなかったので、このまま続けていいのか悩んだこともありました。でもさまざまな仕事を経験する中で、みんなで一つのものを作り上げ、発信していくことが好きだと気付いたんです」

職業柄、人前に立つことが多く、華やかなイメージがあるが、"自分もスタッフの一員だという気持ちが強い"という。

「モデルの仕事でいえば、表現の世界ではありますが、ロジカルに構築する部分も多いんです。光や風の状況を瞬時に判断したり、クライアントの意図を形にするために何ができるかをスタッフ全員で考えたり。これまでの経験から得た知識を論理的に組み立てていくプロセスは、とてもやりがいを感じます」

また、下準備も大切にしていることの一つだ。

「新しい役を演じるときは、自分なりの方法で事前に役と"親しく"なっておきます。歴史上の人物ならゆかりの地を訪ねたり、資料を読み込んでその人物を掘り下げてみたり、できるだけ調べて役をインプットしておくことが安心材料になる気がします」

自分が求められていることを客観視し、真摯(しんし)に仕事に向かう姿勢は、昨年10月からナレーターを務めているTBS系『世界遺産』にも生かされている。

「ナレーターとして大切なのは、世界遺産の魅力を視聴者の方々にきちんと伝えること。番組では世界遺産の名称など、普段はあまり馴染みのない言葉がよく出てくるので、一つひとつのイントネーションの確認を含め、初めて聞く方にも分かりやすく伝わる表現を意識しています」

昨年第三子を出産。現在は、育児とのバランスを取りながら仕事を続けている。

「今はお芝居の仕事はお休みしていますが、この時間が今後の演技にどう影響してくるのか。これからが楽しみでもあります」

杏(あん)
1986年、東京都生まれ。モデルとして国内外で活躍。2007年に女優デビュー。主な出演作にNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』、日本テレビ系ドラマ『花咲舞が黙ってない』シリーズ、映画『オケ老人!』などがある。17年からはTBS系『世界遺産』の8代目ナレーターを務める。
「世界遺産」毎週日曜午後6時よりTBS系列にて放送中
www.tbs.co.jp/heritage/
〈 2018年12月ラインアップ 〉
  • 12月2日:ウォータートン グレーシャー国際平和自然公園(アメリカ/カナダ)
  • 12月9日:ピュイ山地とリマーニュ断層の地殻変動地域(フランス)
  • 12月23日:ベストショット! 2018年の旅
※内容は変更になる場合があります

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