
2025.05.13 TECHNOLOGY IoT製品・システムの脆弱性対処に必要なセキュリティの知見を補う、生成AIを活用した「脆弱性分析サービス」を販売開始し、PSIRTソリューションを強化

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記事を読むと、日立が生成AIを活用した新しい脆弱性分析サービスを導入することにより、IoT製品のセキュリティ管理が顕著に改善されることがわかる。このサービスは、従来手動で行われていた脆弱性の影響条件整理のプロセスを自動化し、約45%の時間短縮を実現する。この自動化により、チェックリストが自動生成されるため、個々の製品担当者の知識に依存せず高品質な脆弱性対策が可能になる。
また、このサービスはPSIRT(Product Security Incident Response Team)の強化を目的としており、日立のPSIRTソリューションが提供する包括的なセキュリティ支援の一部である。PSIRTは製品セキュリティの管理を担当する組織で、製品の開発、製造、アフターサービスの全ライフサイクルにわたってリスク管理を行い、インシデント発生時には被害を最小限に抑える役割を果たしている。
このサービスの実装により、企業は脆弱性の管理にかかる時間と手間を大幅に削減でき、より効率的にセキュリティ対策を講じることが可能となる。
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日立は、IoT製品・システムなどの製品セキュリティにおける脆弱性対処に必要な知見を補う、生成AIを活用した「脆弱性分析サービス」(以下:本サービス)を、2025年3月5日から販売開始し、PSIRTソリューション*2,*3 を強化する。
本サービスの活用により、従来時間がかかっていた人手による脆弱性の影響を受ける条件の整理が不要となり、調査にかかる時間を、約45%削減*6できる。チェックリストは自動で生成されるため、製品担当者の知見に左右されない調査ができ、脆弱性対処の品質向上も可能となる。*2: PSIRT:Product Security Incident Response Team の略。製品セキュリティの対応組織を指す。開発、製造、アフターサービスの製品ライフサイクルにあわせてセキュリティのリスクマネジメントを推進し、製品にインシデントが発生した場合、被害と影響を最小限に抑えることが役割。
*3: PSIRTソリューション:日立が提供する、顧客の製品セキュリティに関する課題を支援するトータルソリューション。顧客のPSIRTの構築・構想策定や、教育、訓練などを行うコンサルティングソリューションから脅威の分析や脆弱性・サイバー攻撃監視などPSIRTの運用を支援する運用ソリューションを含む。
*6: 製造業の企業において脆弱性情報の収集をPSIRT部門が実施し、脆弱性対処を製品担当者が手動で実施した場合の、脆弱性の影響の調査にかかる実測時間(PSIRT運用プラットフォーム利用なし)と、当該企業にPSIRT運用プラットフォームおよび本サービスを適用した場合の当該作業時間を日立社内で見積もった値との比較。全文はこちら