2023.12.20 TECHNOLOGY 国内クラウド運用の最適化に向けて、「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」の日本展開に奮闘する日立エンジニアたち
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Target この記事の主なターゲット
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- 企業の経営者やマネージャー
- 情報システム部門の担当者
- DX推進を考えているIT企業の関係者
- クラウドサービスに興味を持つ技術者
- SREやシステム運用に関心のある専門家
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Point この記事を読んで得られる知識
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この記事を読むと、多くの企業がDX施策としてオンプレミスからパブリッククラウドへの移行を進める中で、情報共有やサービスデリバリーの効率化という恩恵を受けていることがわかります。しかし、クラウドの利用が部門ごとにサイロ化し、運用の負荷が増加してしまう問題も生じています。従来のオンプレミス運用体制では対応が難しく、システムの信頼性やセキュリティが低下するリスクがあることが指摘されています。
このような状況に対処するため、日立製作所が2023年6月から国内で提供を開始した「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」というサービスが注目されています。HARCは、SRE(Site Reliability Engineering)の手法を取り入れており、自動化によるシステム運用の効率化、セキュリティ強化、クラウドコストの最適化を図ります。HARCは北米で展開されてきた実績を持ち、信頼性と俊敏性を両立させるために寄与するサービスであるとされています。
さらに、2023年11月に日立ヴァンタラ社のデジタルソリューション事業が分社化され、新たに「Hitachi Digital Services」が設立されたことも紹介されています。これにより、デジタルサービスのさらなる強化と進化が期待されています。
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Text AI要約の元文章
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多くの企業がDX施策の1つとしてオンプレミスからパブリッククラウドへの切り替えを推進しており、社内における情報共有から顧客へのサービスデリバリーの高速化まで、様々な恩恵を享受する過程にあると言えます。
一方で、部門や業務ごとにクラウドを利用するが故に、クラウド活用のサイロ化が進み、運用の負荷が着々と増えている企業も多いのではないでしょうか。従来のオンプレミスで培った運用体制をそのままクラウドに適用しようとしても、対応には限界があり、結局のところシステムの信頼性やセキュリティの低下につながってしまうケースも後を絶ちません。
そんな中、株式会社 日立製作所では2023年6月より「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」と呼ばれるサービスを国内向けに展開を開始しました。HARCは、日立の米国子会社・日立ヴァンタラ社(Hitachi Vantara LLC)*¹が北米を中心に展開しているサービスで、システム運用の自動化を推進する「SRE(Site Reliability Engineering)」の手法に基づき、俊敏性と信頼性の両立やセキュリティの強化、クラウドコストの最適化等を図るためのサービスです。
*¹ 2023年11月1日付で日立ヴァンタラ社のデジタルソリューション事業が分社化し、「Hitachi Digital Services」が設立された(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/10/f_1027c.pdf)
今回は、HARCの国内への展開を進めている日立エンジニア3名にお話を伺いました。
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