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「俺はお前より優秀」アピールをしてくる人の傾向と対策

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • ビジネスパーソン
  • 自分を過大にアピールする人に悩む人
  • チームワークに関心のある読者
  • 自分の職場での人間関係を改善したい人
Point この記事を読んで得られる知識

記事では、自分を過剰にアピールしてくる人々に対する理解と対策について述べられています。こういった人々は、しばしば「自分は他人よりも優れている」とアピールし、例えば残業を好んでいるかのように振る舞ったり、有名人との関係を誇示する傾向があります。彼らのアピールはしばしば本質的な努力ではなく、表面的なものに焦点を当てているため、正面から対抗するのではなく、褒めることで自己満足させるのが効果的とされます。こうした行動の根底には「自分を評価してほしい」という欲求があるため、それを解消する形でおだてながら、自分の目的に近づけると良いと提案されています。さらに、一見不利な状況でもチャンスがあるという「ガードポジション」を活用する考え方も紹介されており、相手の動きを冷静に見て状況を逆転する戦略として役立つでしょう。この記事を読むことで、職場やビジネスシーンでの人間関係で困難に直面したときの対処法について具体的に理解できます。

Text AI要約の元文章

ブロガーズ・コラム

「俺はお前より優秀」アピールをしてくる人の傾向と対策

【サイボウズ式編集部より】この「ブロガーズ・コラム」は、著名ブロガーをサイボウズの外部から招いて、チームワークに関するコラムを執筆いただいています。今回ははせおやさいさんが考える「優秀さを過剰にアピールする人の傾向と対策」についてです。

マウントポジション」という言葉があります。仰向けになった相手に馬乗りになって腰を両足ではさみ押さえつける体勢を指す格闘技用語だそうなんですが、初めてこの単語を聞いたとき、人間関係でもこのポジションに回りたがる人がいるな、と思って膝を打ちました。

「自分は(あなたより)努力家であり優秀である」ということを過剰にアピールしてくる攻撃的な人たちは同僚、上司、部下、たまに取り引き先、と関係性を問わず、一定数現れます。そしてこちらを威嚇してくるので「やりづらいなあ、困ったなあ」と思っていたのですが、対戦を重ねるにつれて、傾向と対策が見えてきました。

傾向1:残業大好き臭

まず傾向として、マウントポジションを取りたがる人たちに共通する「残業大好き」臭。

深夜や土日にメール(しかもさほど緊急ではない)をバンバン送ってきて、「この時間でも仕事してるんだぜ」アピールに余念がありません。正直、よっぽど緊急度の高いものであれば電話で連絡が来るでしょうし、時間外まで仕事をしている業務効率の悪さを恥と思っていないので、ここに付き合ってはいけません。

主な対策として、万一、リアルタイムでメールを受信してしまったとしても返信せず(もしくは書いた返信メールは下書き保存しておきましょう)、業務時間内に「遅くまでおつかれさまです〜!」の一言を添えて送信しましょう。

傾向2:有名人と知り合いアピール

次に「俺、◯◯さんと知り合いなんだぜ」アピール。

Facebookの友達の数を競いたがる人や、有名人と友達になったことに喜びを感じるタイプ。たいだいよく聞いてみると、30人くらいいるプロジェクトチームの1員として参加した中で名刺交換したレベルのことが多く、額面通りに受け取ってはいけません。そもそも「知ってる」からといってなんなんだ、という本質的なところから目を逸らして「つながりがある」ということにすがってアピールしてくるタイプなので、虎の威を借る狐マインドなのだな……と菩薩の心で見守りましょう。

主な対策としては前述した通り「知ってるからといってなんなんだ」という本質的なツッコミは胸に収め、「つながりがある」ということにのみフォーカスして、話を合わせましょう。

例として2つほど挙げましたが、いずれも彼らがアピールしてくるのは本質的な努力の結果ではなく、枝葉末節である周辺情報。それをアピールすることで自己評価を釣り上げようとしたものの、残念ながらズッコケているパターンなので、味方にいるとフォローアップに悩むケースがありますが、彼らがそういった行動に出てしまう理由、その根底にあるのは「俺を評価してくれ」「努力を認めてくれ」という欲求だと思っています

なので「この人はマウントポジションを取りに来ているな」と感じたら、正面からやりあうよりは、いったん受けてしまうのがベター。そして相手のアピールポイントに同調して褒めてしまいましょう。褒められたことで相手は自分が有利なポジションに付けたと思いガードがゆるくなるので、そのタイミングで自分の思惑に引き込むべくチャンスをうかがいましょう。

対策:ガードポジションで逆転のチャンスを狙え

そしてマウントポジションという単語と同時に覚えたのが「ガードポジション」です。上から馬乗りになるマウントポジションとは逆で、仰向けになり地面に背中をつけた状態を指すそうです。一見不利に見えるこの姿勢でもじゅうぶんに反撃のチャンスはある、ということを教えてもらい、なるほどこれもヒントになると思いました。

マウントポジションを取ってしまうと、またがった自分の身体で相手の急所が隠れてしまったりして不利になるケースもあり、実はガードポジションからでも勝ちを十分狙えるということなんですね(ちなみに後ろを取られるのが一番アウトとのことでした)。

格闘技に詳しくないので以降は詳しい方にお譲りしますが、「一見、相手が有利なように見える状態からでも下からしっかり絡めとり状況を有利に運ぶ」という「あきらめずに相手の出方を見て戦う」姿勢は、十分参考になりそうだと思いました。

繰り返しになりますが、大事なのは相手から馬乗りになられようが、あきらめず冷静に状況を見て、チャンスを狙うこと。マウントポジションを取られたときというのは精神攻撃で心が折れそうになりますが、さまざまな対応策をシミュレーションしておくことで逆に「チャンスを狙える状況がきたぞ」と思い、自分を奮い立たせる準備を怠らないよう日々の鍛錬を続けてまいりたい所存です。

今日はそんな感じです。
チャオ!

はせおやさいさんよりインターネットの備忘録」というブログを書いています。ブロガーズ・コラムでは、仕事を通じて他人とかかわることの楽しさ、おもしろさ、難しさみたいなことを書いていきたいと思います。今のところ唯一の女性なので、そのへんの視点も盛り込めるといいかなと思ってます。

イラスト:マツナガエイコ

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執筆

ライター

はせ おやさい

会社員兼ブロガー。はてな(id:hase0831)を中心に活動。仕事はWeb業界のベンチャーをうろうろしています。

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撮影・イラスト

イラストレーター

松永 映子

イラストレーター、Webデザイナー。サイボウズ式ブロガーズコラム/長くはたらく、地方で(一部)挿絵担当。登山大好き。記事やコンテンツに合うイラストを提案していくスタイルが得意。

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