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Target この記事の主なターゲット
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- 働くお母さんたち
- 企業の人事担当者
- 化粧品業界関係者
- ワークライフバランスに関心がある人
- 企業文化に興味があるビジネスパーソン
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Point この記事を読んで得られる知識
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この記事からは、ドクターシーラボという企業が働くお母さんたちの職場環境を改善できるように、ママ社員たちによる月1回のランチ会を開催していることがわかります。このランチ会は、社長も参加することで、参加者がリラックスしてコミュニケーションを取る機会を提供しています。また、この場でのアイディアが新商品にもつながることがあることから、企業がどのようにして従業員の意見を商品開発に活かしているかという一面も見えます。
このランチ会を通じて、子育て中の従業員同士が互いに助け合う文化が形成されているだけでなく、勤務先としての働きやすさにも寄与していることが示されています。また、これは時短勤務で成果を求められる社員たちに精神的なサポートを提供すると同時に、会社の公認イベントとして位置づけることで参加しやすい雰囲気を作り出していることもわかります。
さらに、こうした取り組みは新しく誕生した商品「ママハピバーム10」などに結実し、ママ社員の経験が商品化されるプロセスをも励ます役割を果たしています。また、働く女性のための環境づくりや会社の支援が、一企業の中で広く認められ、実際に成果を上げていることが伝えられています。
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Text AI要約の元文章
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社長もメンバー! ドクターシーラボのママが集う月1ランチ会に潜入してみた
「あのチームはどうしてそんなに団結力があるの?」。気になるチームの強さの秘訣を探るべく、ランチや会合などの食事会にお邪魔する「チームめし!」。
6回目は、大手化粧品通販会社ドクターシーラボ勤務のママが集うランチ会にお邪魔してきました! なんとこのランチ会を機に生まれた商品もあるとのこと。早速その様子を見てみましょう
ドクターシーラボのママ会におじゃましてきました!
時短で働くことに肩身の狭い思いをしてほしくない!
商品一つで化粧水~化粧下地まで8役を叶える、オールインワンタイプのスキンケア「アクアコラーゲンゲル」シリーズでおなじみ、ドクターシーラボ。本社に勤務する200名の社員のうち25名以上が妊婦、またはお子さんを抱えるママです。
ママ社員は通常の8時間勤務ではなく、6時間勤務が認められていますが、やはり会社である以上、勤務時間内に一定の成果を出さなくてはいけません。限られた時間の中で成果を出すとなると、チームメンバーの協力は不可欠。
「周りの協力を求めなくてはいけない時短の働き方に対し、肩身の思い狭い思いをしていたママ社員もいるかもしれません」と、広報の井関紀子さんは話します。
イベントの冒頭で挨拶する幹事メンバーの寺崎貴美子さん
そうしたママ社員の精神的負担が少しでも和らげば…ある時、井関さんは他社の事例から、ママ社員同士のコミュニティを作ってみてはどうかと思いつきます。
ご自身にはお子さんがいないので、産休から復帰したもう一人の広報メンバーにそのアイデアを託し、2012年5月、ドクターシーラボのママプロジェクトがスタートしました。
プロジェクトの内容は主に、月に1回のランチ会でママ社員同士会話をすること。プロジェクトへの参加は任意ですが、石原社長含め、ほとんどのママ社員が所属していると言います。
石原社長は多忙を極める業務の関係で毎回の参加はできませんが、年に2回は顔を出しています。
会社の規模が大きくなるにつれ、同じ社内といえども社長と話す機会は減ってしまうものです。上場企業を率いる石原社長は、多くの働く女性にとって目標とされる存在であり、それは社内でも一緒です。短い時間であっても直接社長と会話ができることは、社員にとっても励みになると言います。
また社長の参加により、ママプロジェクトを社内の公認イベントにできたことも大きいようです。1時間とはいえ、席を外すことに後ろめたさを感じる方もいたことでしょう。公認イベントとなれば、晴れやかな気持ちでランチ会に参加することができます。
ドクターシーラボ 石原社長も参加
社長はママプロジェクトに積極的に関与し、「ママバッジ」の考案もしました。
これは本社勤務の女性だけでなく、全国にある直営店の販売員も含め、全てのママ社員が任意で付けられるもの。
バッジが、「この人もお子さんいるんだ」と社内同士で仲良くなるきっかけになったり、お客さんからは、「同じお母さんならこの悩み分かってくれるかも」という安心材料になったりもしているようです。
情報交換にとどまらず、新商品誕生の場にも
ランチ会場は、オフィスを構える恵比寿近辺にあること、そして20名近くが入れることの2点から絞られます(当日は、16名の女性社員が参加)。
この日の会場は、2013年を締めくくる最後の会ということもあり、石原社長お気に入りのフレンチレストラン「レ マリアージュ ドゥ ガク」で行われました。
金目鯛のソテー
料理はコース形式で、鶏の胸肉と蜜芋をテリーヌ状にして焼き上げた前菜に始まり、3品が提供されました。
メインは、魚、鶏肉、イベリコ豚の3品から自由にセレクトできます。
鶏肉のトマトクリームソース
デザートは、「わー凝っている!」「美味しそう!」とひと際大きな歓声が上がった「宝玉りんごの丸ごとプリン」。りんごをくり抜き、そこにプリンの液体を流し込んだ一品です。
宝玉りんごの丸ごとプリン
約1時間のランチ会の話題は、「最近の子どもの晩御飯は何を作っている?」から「今年のクリスマスプレゼント何あげる?」まで、ママが集まる会ならでは。
またパパが奮闘している子育てのようすや、時短家事に役立つ最新の調理器具の話題でも盛り上がっていました。
このママプロジェクトはランチ会に留まらず、実は一つの商品誕生のきっかけにもなっています。それが、赤ちゃんから大人まで使える「ママハピバーム10」。お子さんを持つママだからこそのアイディアを詰め込んだ、赤ちゃんでも安心の乾燥対策用のバームです。
赤ちゃん向けの商品を販売していることを知らないママユーザーさんにも知ってもらうきっかけになればと、「ママがハッピーになれる赤ちゃんの寝相・寝顔コンテスト」というテーマで2週間、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したフォトキャンペーンが実施されました。
この日は、期間内に集まった165枚の写真の中からグランプリを決める日。すべての応募写真がプリントされた紙が、参加者一人一人に配られました。
フォトキャンペーンに応募いただいた写真をチェック
「この写真いいね!」「かわいい!」など笑顔を見せながらも、真剣な眼差しでグランプリ候補を選んでいました。
これからもママの味方でいられるよう、色々なアイディアを形に
女性は「妊娠・出産」をきっかけに、普段使いの化粧品を変えることが多いと井関さんは言います。同社の主力商品である「アクアコラーゲンゲル」はもともと高い保湿力と、一本でスキンケアが完了するという利便性、そして肌に不要なものが入っていないという安心感が、忙しいママユーザーから高く評価されてきました。
これからママになる人、すでにママになった人、全ての女性の味方でありたいと兼ねてからママ向けのイベントを随時実施してきたドクターシーラボ。プロジェクトの発足や、商品の誕生は自然な流れだったのかもしれません。
これからも機会があれば、ママプロジェクト発の化粧品をどんどん企画していく予定です。ヒット商品へと成長を遂げれば、またそれが働く楽しさにつながるはずなので、会社としても積極的に応援していきたい考えです。
子どもを育てる全てのママの味方でいてくれるよう、ママ代表としてどんな素敵な商品や企画を生み出してくれるのでしょうか。楽しみですね!
いつものプレゼントは、このママ会から生まれた「ママハピバーム10」をいただきました!
(なお当日のお会計は、皆さんの一年間の頑張りをねぎらい、すべて石原社長からの「クリスマスプレゼント」となりました。カッコイイ…!!)
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