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大学生の長期インターンってどうなの? 編集部で燃えたぎる3人の本音語り

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • 大学生
  • 長期インターンシップを考えている学生
  • キャリアについて考えている若者
  • マーケティングやメディアに興味がある人
  • サイボウズに興味を持っている個人
Point この記事を読んで得られる知識

この記事から得られる知識は、長期インターンシップのリアルな体験とその影響についてです。まず、長期インターンシップは社員やアルバイトとは異なり、実際の職場環境で社会人と同様に業務に携わる体験であることが示されています。インターン生は、特に企画力の向上が大きな学びであり、アイデア力よりも読者のニーズを理解することの重要性を学びます。さらに、企画書のコンセプト設定が読者を引きつける鍵であると体験し、実践を通じてマーケティングの基本に触れます。

また、記事ではインターンに参加する際の動機も紹介されており、フィーリングや直感的な興味で参加を決める学生も少なくないことが伺えます。特にサイボウズのインターンは、企業のブランディング活動に直接関わることができ、自分のアイデアを形にする責任と成長の機会を与える場であることが強調されています。

日常的な仕事は華やかに見えますが、実際には細かい作業が多く、地道な努力と時間管理能力が求められることも明らかになります。インターンを通して社会人になるための準備をし、独立した考え方や自己管理スキル、コミュニケーション能力などを養うことができる場であるとされています。最終的には、学ぶことを面白いと感じる姿勢が重要であると締めくくられ、インターンを通じて得られる多くの経験が未来のキャリアにおいて貴重なものであることが伝えられます。

Text AI要約の元文章
サイボウズ

インターン大学生の疑問

大学生の長期インターンってどうなの? 編集部で燃えたぎる3人の本音語り

「長期インターンシップ」──あなたはその言葉から、どんな学生の姿をイメージしますか? 

社員でもなく、アルバイトでもなく、短期インターンシップでもない。そんな長期インターンシップに参加する学生は、実際のところ、日々何を考え、何をしているのか。 コーポレートブランディングチームの長期インターンに参加し、サイボウズ式編集部で働く3人が、いいところもそうでないところも含めたインターン生の「リアル」を語ります。

2015年9月15日もしも普通の大学生が、1日8時間社会人と机を並べてみたら──誰も教えてくれない長期インターンの現実

ゆるふわ系インターン生から時は流れ、ガッツキ系インターン生集合

サイボウズ式編集部での長期インターンの調子はどうですか?

こないだ「Moff」というウェアラブルおもちゃの取材へ行き、編集をし終えて、つい先日その「Moffの記事」が公開されました!

働くママ」の記事が大反響で、とても嬉しかったです。

初めて取材に同行し、編集を任された「良品計画」の記事を公開しました 。

実際インターンに来て学びはある?

企画を作る力を日々学んでいます。 インターン説明会で「記事の企画をやってもらうよ」って言われたときは、自分のアイデア力に自信をもっていました。でも、実際にやってみるととても難しくて。 企画作りで大事なのはアイデア力ではなく、読者の方がどんな記事を読みたいかを考えられる力でしたね。実際の企画作成を通じて学んでいます。

確かに、長期インターンで一番学べることは「企画力」ですね。インターン卒業生 かっふぉーの『インターン生がサイボウズ社員を「エクストリーム昼休み」に巻き込んでみた』を最初に見た時、「何だ、この企画!?」って思っていました。
ただ企画書を見ると、ちゃんとコンセプトがある。だから、読者を引き付けられているんだなと思いました。

マーケティングではコンセプトを明確に定めることに尽きるよね。普段の会話でも編集会議でも、そればっかり話している気がする。 しかし、3人が来てから少し編集部の雰囲気が変わってきたなあ。かっふぉーがいた時のゆるふわな感じとは打ってかわり、なんというか、アツくて真面目なガッツキ系な編集部に(笑)

インターン参加への最初の一歩はフィーリング(カップル?)

長期インターンシップについて、3人が感じていることを率直に聞いてみようと思います。いいところも、そうでないところも遠慮なく。まずは「なぜサイボウズの長期インターンを受けたのか?」。

左から、吉田将来(3年)、安藤陽介(4年)、小沼悟(3年)

片思いをしていたサイボウズに会いたかった

片思い?

先にインターンに参加していた安藤さんと別のインターン先で知り合って、サイボウズの話を色々聞きました。「世界中のチームワークを良くしようとしている」「新しい働き方を提案している」会社と聞いて、面白い、働きたい! と考えるようになりました。まあ片思いです(笑)。 でもいきなり働くイメージが湧かなかったので「とりあえずインターンで会社に遊びにいこう!」というのがきっかけです。

吉田さんにパスを渡した安藤さんは?

「留学後の暇つぶし(のはずだった)」 2014年2月から半年間マレーシアに留学していて、その年の就活はあきらめていたんです。そこで、何か稼げるインターンないかなあと思っていて見つけました。正直、サイボウズのことをあまり知らなかったんですけど、マーケティングや組織について関心もあったし、月5万円の支給もある。じゃあ、受けようと思って面接に来たらすぐオッケー、そして今ここにいます。

安藤さんはインターンでサイボウズに出会ったのをきっかけに、新卒採用に参加し、2015年卒の内定者に。

意外とゆるい……。小沼さんは?

「興味深い取り組みをしているサイボウズの一員になりたかったから」 漠然と長期インターンを探していたんですけど、なかなか良いものが見つからなかったんです。たまたまサイボウズを見つけて「企業ブランディング」というフレーズに関心を持ち、取り組みである「サイボウズ式」を見てみました。シンプルに「面白い」と思ったんです。企業メディアなのに、商品を全然宣伝していないなあ、とか。自分が面白い会社だなと思っているこのことが、企業ブランディングの成果なんだと実感しました。そこで一緒に働いたら自分も成長できるんじゃないかと思って、このインターンに参加しました。

マジメか! 意外とみんな直感に近いね。

確かに(笑)。「インターン=意識高い」と思ったり壁を感じたりしている人って、勝手に抱いているイメージが足かせになっている気がします。逆に今、長期インターンに参加している人って「ちょっと会社見てみよう!」とか「なんか面白そうだぞ」みたいに、フットワークが軽い直感で動いている人の方が多い気がします。

もっと気楽に長期インターンに参加したらいいのにね。

エントリーシートがハードルになっている?

確かに。最低限の履歴書だけで、後は面接で判断みたいな感じにすれば良いのにね。インターンと言う名前をとりやめたらいいんじゃない?(笑)。

最初の入り方は、バイトと同じくらいのハードルの低さでもいいよね。インターンを始めるまでITやメディアの知識はほとんどなかったけど何とかなっているし。体験しているうちに自然と学べるので、その辺の心配はしないでほしいなあ。

「知らない分野だから無理だ」と遠ざけてしまう人も多いのかもね。長期インターンでは専門的な知識は求めないから、もっと積極的に応募してほしいね。

自分に足りないものがどんどん見えてくる

長期インターンに参加して、思っていたのと違うことはあった?

地道な作業が意外と多かったですね。「サイボウズ式編集部で記事を作る」という一見はなやかそうですけど、記事をWebで公開するまでの編集作業やタグ付けは細かく、とにかく時間がかかる。

マーケティングやブランディングという言葉だけを見ると一見きらびやかだけど、実際の仕事は細かくて泥臭いんだよね。そのリアルな部分を体験して、ギャップを埋めてもらえるのは良いね。では、今の自分に足りないと思うことは?

時間管理力ですね。長期インターンだけだったらなんとか回せると思うんですけど、実生活では大学、バイト、遊びが入り込んでくる。すべてを100%で回すのはやっぱり難しいですね。

やるべきことを決めて、スケジュール管理していくのが難しいですね。企画が同時並行し、さらに編集部内でもいろいろやるべきことがある(笑)。

体験してもらいたい仕事もあるし、自主企画も形にしてほしい。マルチタスク能力は必須かな。働き始めてからもずっと求められるから、いい訓練だ。記事企画や進行は一人じゃできなくて、チームや関係者も巻き込まないといけない。社員と机をならべて、同じように仕事を体験できるのは長期インターンならではなのかも。

企画の進行によってとても忙しい時もあれば、逆に、一通り落ち着いて「あれ、やることないな」となることもある。どう調節していくかも難しいところでもありますね。

社会人になると仕事を作っていくことも求められる。インターンの取り組みが学生生活に影響したりする?

週2、3日の出勤で自由な時間がなくなるかなと思ったんですけど、逆に限られた時間を有効に使えるようになりました。「やっと自由な時間だ、うまく使わないと、動かないと!」って。今では週3ペースでジムに行けてます。

すごい。

藤村:学生生活あんまり関係ないやん(笑)。

この広告にはこういう意図があるんだなーとか、そういう日常生活の何気ない風景の裏にある仕組みや狙いも考えるようになりました。

それは僕も。サイボウズ式の記事になりそう、という視点で物事を見てしまいます。逆に自分がソーシャルメディアを使うときも、「この記事は何のため、誰に向けてなんだろう」とか考えてしまったり(笑)。

職業病(笑)。

実践的な体験をどんどんできるのが長期インターンの魅力

日ごろの体験を通じて、「こういう人は苦労する」っていうのはある?

自主性はもっていないといけないと思います。仕事の量の振れ幅もあるので、「自分から何かをしよう、学ぼう」という姿勢がないとただ時間が過ぎていくだけだなといつも思います。

入ってすぐに企画や編集にコミットしてもらうんだけど、つきっきりの指導はできないときもあるし、波もある。どんどんやりたいことを伝えてほしいかな。

インターン生にどんどん企画を任せてもらえるので、それを自分で進めていく責任感も必須ですね。

相手を動かすコミュニケーション」は大事だなと感じます。いくら自分が良い企画だと思っても、それが相手にうまく伝わらないと良い企画は完成しません。そういう意味では伝える力がないときついかなと思います。

なるほど。長期インターンに「モノ申したい!」ことってある?

ウルトラワークしたいです。っていうのも、記事企画とか編集作業で、アイデアを絞り出す時間が結構長いんです。長くデスクに座って考えるのに慣れてないことをもあって、結構大変なんです。そういう時は、気分を変えて違う場所でやりたいんですよね。

激しく同意です。自分とかは外にご飯食べにいく用事がなくても、散歩しにいったりして気分転換します。

長期インターンは社員と一緒に机を並べて、就業体験をしてもらうことを狙いとしているんだけど、事前に連絡をもらえればウルトラワークもOKです!

固定の席が欲しかったです。最初は自分の座席がなくて、編集部と離れた場所に隔離されているみたいなことに(笑)。

人が増えているので、編集部とは少し離れたフリーアドレスの席しか開いていない時もあったね。申し訳ない。新しいオフィスに移転すると今よりずっと広くなるので、それまでご辛抱を……。

今では3人で大槻さん(初代編集長)を押しのけて座っているのにね(笑)。

もっとインターンに入ってきてほしい!

いまはメンバー全員男性だね。

確かに……

今後、女性インターン生も加わるよ。

編集部は男子校っぽくなりつつあったので良かった(笑)。 

インターンは引き続き絶賛募集中です

働く体験を通じて感じる責任

インターン座談会をやろうってなった時に、1番最初に安藤さんがテーマに挙げたのが「週4日ではたらく僕が、報奨金月5万円のインターンを続けられたたった1つの理由」でしたね(笑)。

そうですね。最初は週4日、9時~18時で出勤し、頑張りすぎてしまった時期がありました。

サイボウズとしては週2日来てもらうことにしているけど、本人が希望したらもちろん付き合います。ちなみにもし、報奨金がなかったらこのインターンやってた?

……。

お金をもらっているからこそ、それだけの責任を感じますね。

そこは絶妙なバランスがあるんだね。

僕は自分から希望して週4で入っていたんですけど、今は日数を減らしたので、今のままで全然いいです。

お金以上に貴重な学びをさせてもらっていると考えると、全然引っかかったことはないですね。実際に取材を同行したり、普通なら講演会に行かなきゃ聞けない人たちの話も聞けたり、得るものがあります。 ふんばろう東日本支援プロジェクトの西條剛央さんのお話を聞いた時は、それだけで満足してしまいました。

僕も「NewsPicks」の打ち合わせで、株式会社ユーザベースさんの梅田優祐社長と佐々木紀彦編集長と対面したときは、「うお! ナマや!」ってテンション上がってました。

ミーハーか。

僕も無印良品の開発担当の方への取材の時は、聞き入ってしまいました。

「お手伝い」ではなく「自分にしかできないこと」をやる

じゃあ最後に「これからの決意」を!

「企業ブランディングチームに欠かせないプレーヤーになる!」 「お手伝いさん」ではなく、いろいろな体験を通じて、期待に応えていきたいです。卒業するときに「吉田さん抜けちゃうと大変だな」と思われるような、欠かせないようなプレーヤーになりたいなと思います!

「新鮮な視点を常に持ち続ける!」 4月から社会人になりますが、何事もワンパターンにこなしてしまうのではなく、常に新鮮な視点を持って物事に挑みたいと思います!

「慣れてきて、少し余裕が出てきました。これからはプラスアルファで、自分なりの工夫をできるようにしたいです!」 経営やマーケティングを大学で学んでいるわけではありませんが、だからこそ自分にしかできない視点をサイボウズ式に取り入れられると思っています。美術やコミュニティデザインの企画など、自分の個性を生かせるような企画をどんどん作っていきたいです!

期待してます!

編集後記:「学ぶ姿勢」ではなく、「学ぶことを面白いと思える姿勢」が大事

「長期インターンのリアルな声を聞いてもらおう」というテーマでスタートした今回の企画。赤裸々な声を聞こうと思いきや、3人とも一見優等生発言にもとらえられてしまいそうな発言もありました。しかし、今回のインターン座談会で分かったこと、それは、長期インターンで求められるものは「学ぶ姿勢」ではなく、「学ぶことを面白いと思える姿勢」であり、「学ぶことの面白味」こそがインターン生のモチベーションにつながっているということです。いくら「学ぼう!」という意欲があったとしても、やはりまだまだ「学生」。どこかにワクワク感がなければ、モチベーションが続きません。インターンを始めたきっかけはみんなフィーリング。そこからのインターンでの活動を通じて、仕事を体験する面白さを見いだしていました。今回のインターン3人衆の発言は、すべてインターンの魅力に取りつかれてしまった「リアルな声」なのでしょう。(サイボウズ式編集部 吉田将来)

さいごに

サイボウズ式の長期インターンシップ、Wantedlyで絶賛募集中です。興味を持っていただいた方には個別に説明会を実施していますので、ぜひサイボウズ式編集部に遊びにいらしてください!

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